~お客様の事を自分の事のように考え、涙する、寄り添い型のセラピスト~
水田智美(みずたともみ)

子供の頃から心配性

4人兄弟の1番上として生まれる。
「超」が付くほどの人見知りで、すぐに緊張する「心配性な性格」。

当時は自動車部品工場の2階に住み込みで、両親が働いていた。
父親は厳しく、自分が絶対的な存在。
控えめな母はいつも父の機嫌が悪くならないようにするのと、子供の為に一生懸命に仕事をしていた。

大人になったら、絶対に優しい人と結婚をするんだと何度も心に強く思う。
父はただ厳しくて、あまりほめてもらえなかったが初めてほめてもらえたことは、父の方を揉んだ時に「あ~すごく楽になったわ。ありがとう」を言われたことが印象に残っている。

コレが誰かに喜んでもらえる原点になってるのかもしれない。

人見知りだったが、歌が好きで、小学校の高学年くらいから、当時流行っていたアイドルの歌を歌ったり、雑誌「明星」を買うのが一番の楽しみだった。

中学生になってバレーボール部に在籍。運動するのが大好きだった。

人見知りで引っ込み思案な感じも変わらなかった。
どこかで目立ちたい気があったが勇気もなく、目立つ人のそばにいた感じだった。
友達がタバコを吸い出したので、悪ぶって吸ってみたら、速攻見つかって、先生に怒られまくり、父親には殴られ、母には泣かれ、初めて両親に嫌な思いをさせてしまった。

怪我に悩んだ高校時代

地元の高校に進学。
バレーボール部に入り、クラブ中心の生活になった。
練習中、膝のじん帯をのばし、それに加え股関節の痛みで、走ることができない時期があった。

怪我が重なって、クラブを2か月くらい休んだ時期もあった。
その間、とにかくだらだらしていた。

振り返ってみると、中高校生時代って楽しめていなかった。
それは友達と本音でつきあえていなかった事。自分が人にどう思われるか不安で、そして人と関わるのが怖くて積極的にはなれずに友達にも本音で付き合えていなかったからだ。

そんな自分がすごく嫌だった。

信用組合に就職。

高校卒業の時、ウエディングの会社に就職試験を受けたが落ちてしまった。
華やかに結婚生活をスタートされる方のお手伝いをしてみたかったのだが、ダメだった。

そして気持ちを新たに、信用組合で働きだすことに。
先生におススメされて、就職先を選んだ。
親も喜ぶだろうと思った。

大手の銀行とは違って、本当に地味で、裏の仕事が多くて、まだ「そろばん」を使っていたことに驚く。
地道に働く場所だった。

はじめは嫌で仕方がなかった。
しかし一緒に働く上司や先輩が本当に良い人たちだったので、続けることができた。

就職して3年で、女性で一番上になった。
この頃にはすっかり慣れていた。

イベントを積極的にする信用組合だったので、準備をするのが楽しくて好きだった。
イベントや営業の人と外回りをするようになったら、仕事が楽しくなってきた。

みんなで旅行にいったりもした。
ココで主人とも出会った。

主人はみんなに優しい人で、誰も悪く言う人がいなかった。
11年務めた時、金融機関の仕組みが変わり、信用組合の合併が進む風潮にあった。

支店が合併移転するタイミングに、結婚と退職と合わせ、一区切りをつけた。

結婚後、藤原オーナーとの出会い。サロンとの出会い。

妊娠出産後に住んだマンションで、「サロン・ド・ポム」の藤原オーナーと出会う。
花序は当時は主婦で妊娠中だった。

私は出産後、かなり太りだしていて、下半身を気にしていた。
娘の幼稚園の入園式の時に、着たいスーツがあっても、着れなくなっていた。

そんな矢先、藤原オーナーが、産後とは思えないくらい、キレイな体形で歩いていて、その姿に目が釘付けになって、すごく興味を持った。
ある日、藤原オーナーから、自分がどんなふうに変われたかというお手紙をもらい、すぐにそのサロンに通うようになる。

サロンに行くようになって、すごく楽しかった。

変わりたいという願望と、変わっていくという現実と、サロンに行くと、新しいつながりが増えることがたまらなかった。

その当時、娘の友達を作ろうと積極的に人と関わろうと思っていたが、子供中心の話題になるのが嫌だった。

サロンと出会ってそこで知り合った人たちが、一人の人間として、自分の楽しい事や嬉しい事を話してくれて、また話を聞いてくれることが楽しかった。
一人の女性として、私が持ってる悩みを話し、聞いてくれる人がいる、自分の存在を認めてくれる人がいることがすごく楽しかった。

結果が出る事

サロンに通い出して、2か月ちょっとで体重が10キロ減り、太ももが10㎝細くなった。
着れなかった服がたくさんあったけど、痩せると着たいお洋服が着れる事が嬉しかった。

娘の幼稚園も入園式にも無事にスーツが着れるようになっていて、嬉しくてたまらなかった。13号から9号になったのだ。
「人は変わりたいと思えば、いつでも変われる」心からそう思った。

藤原オーナーの独立。サロンのお手伝い

藤原オーナーが独立してサロンをオープン。
代理店契約していた会社主催のビューティープロポーションコンテスト全国大会に出場。

ここで今までの人生で体験した事のない感動を味わう。

そしてその会場にいた多くのサロンオーナーや、そこに通う女性の皆さんが、本当にイキイキしている姿がうらやましかった。
藤原オーナーがお客様との時間を楽しそうにしていたり、どんどんイキイキと働いている姿にあこがれて自分もお店を持ってみたいと思った。

そして翌年に私自身がサロンをオープン。

すぐに娘の同級生のお母さんが来てくれて、2か月ですごく痩せた結果が出た。
「26インチのジーパンがはける!」と喜んでいる姿を見て感動した。
はじめは「変われるかなー」と半信半疑だったのが、身体が変わっていくとドンドン表情が和らいで、笑顔が増えていき、どんどんイキイキしていく。

人が変わっていく姿と、その過程に関われることがすごく楽しくて好きだ。
仕事が楽しくなっていく反面、まだ苦手な人とのかかわり方、そしてお客様がなかなか増えないことに悩む。

私自身がもっと変わらないといけない。そんな想いから、当時であった習慣形成の先生の塾に通う。
その塾では、「凡事徹底」からスタート。

自分で決めた事を90日間やり続ける。
その中で気づいたことや、その「凡事徹底」をしたことから、こんなことがあったなど、同じ塾の人とグループシェアしたりしていた。

当時の悩みを先生に相談して、「水田さんはお世話をするのが好きだから、お店の今のお客さんのお世話を徹底的にやってみたら」とアドバイスをいただいた。

自分が思う「お世話をする」という事を、その当時、通い始めたお客様に徹底的にやってみた。
お客様に積極的に関わって、たくさん会話をして、たくさん聞かせてもらって、距離が近くなった。

そしてわかったことは「お世話をする事」=「寄り添う」という事だった。
そのお客様は、出会って8年後の今も商品を購入していいただいている

サロンは好調、しかし自分の中の限界を感じてきた

お客様との関わり方も変わって、仕事に対する意識も変わり、新しい技術の資格も取得。
もともとマッサージが好きという事もあり、意欲的になり楽しいが、忙しくなってきたことで、対応できない自分がいて、心身共に疲れていた。

そんなタイミングで、藤原オーナーから、「もう一度一緒にやらない?」と誘われた。

サロンのお客様にもっと良い時間を提供できるはずと信じて、サロン・ド・ポムに合流することを決意。

サロン・ド・ポムと私

再び藤原オーナーと一緒に働けるようになって、楽しくて充実していた。
何よりサロン・ド・ポムは笑いであふれていた。

そしてセラピストに集中できることは救われた。
ココにはお客様の結果を喜んだり、相談したり、目標に向かって進める仲間がいることが嬉しかった。

お客様の結果を一緒に喜べるスタッフがいる。
私はずっと仲間が欲しかったんだと実感した。

そしてその年に開催された「トリートメントセラピスト技術コンテスト」に出場して、最優秀賞を受賞。
藤原オーナーとの出会いは、私の人生んい挑戦と感動を与えてくれる。

主人の鬱

仕事が楽しく充実していく中、主人が鬱になってしまった。

明るくて人付き合いも良かったが、どんどん無口になり、毎日言葉にするのは「死にたい。しんどい・・・。」
とうとう外出もできなくなって、一人にするのが怖かった。
オーナーとスタッフのみんなが一緒に居てあげてと言ってくれて、仕事を休ませてもらうことに。

休ませてもらって、家族と一緒に過ごせることがすごく有難かった。

しかし主人と一緒居ても何もできない自分に愕然としながら、ただ一緒にいる事しかできなかった。
気持ちが滅入る時もあったが、みんなの存在に本当に助けられた。

そして今、主人は元気になっている。

仲間の存在

子どもの頃から心配性だった私に仲間が出来て、不安や心配なことに振り回されることもなく前進できるようになり、辛い事も糧にできる力をもらった。
お互いを尊重して支えあい、自立して、そして自分の居場所を作ってくれた藤原オーナーとみんなにいっぱい感謝をしている。

セラピストとしての未来の展望

「心身ともに元気でいる」

女性は環境や状況で生き方の変化が多い。
結婚、妊娠、出産、育児。仕事をやめたり、再就職したり、そして親の介護があったり・・・。

長年お仕事をされてる方は、責任ある立場になったり、後輩の面倒を見たりすることもあるでしょう。

朝から夜までやることや、やらないことがいっぱいで、目まぐるしく一日が終わる。
そんな言葉ではわからないくらい、お一人お一人にいろんな出来事が毎日起こり、いろんな感情が沸き起こる。

身体が疲れていたり、悩みや不満があるとネガティブになったり、誰かに強く当たってしまったり・・・。
でも身体が元気になり、悩みや不安がなくなることで、毎日が楽しくなったり、優しくなれたり、笑顔が増えたりする。

だから「心身ともに元気でいる」為に、これからも寄り添っていく。

美味しいものを食べて「美味しい!」と思えたり、きれいな景色を見て、感動したり、面白い事を話して、友達や家族と笑ったり。
行きたいところへ行って。
やりたい事をやれる。

いくつになってもそんな時間をたくさん過ごしてほしい。

 

 

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